和名:アメンボ
学名:Gerris (Aquarius) paludum
大きさ:11〜16 mm
採集できる季節:3〜10
採集できる場所:奈良教育大学の正門から入ってすぐのビオトープや事務棟前のプールで採集されました。
説明:上の写真は短翅型(たんしがた:羽が短いもの)のものです。長翅型(ちょうしがた:羽が長いもの)は、右の写真でみることができます。池(いけ)や沼(ぬま)、川(かわ)にすみます。水をはじく柔らかい毛で、水の上を歩きます。また、水面の振動(しんどう)をかんじて、えものをとらえます。セミといっしょで、カメムシの仲間ですから、ストローみたいな口で、ほかの生き物の体液(たいえき)をえさにしています。水辺ではシオカラトンボの死がいにむらがっていたりしますよ。

水飴(みずあめ)みたいな、あまいにおいがすることから、このなまえがついたといわれています。においをかいでみてください。

北海道(ほっかいどう)、本州(ほんしゅう)、四国(しこく)、九州(きゅうしゅう)、南西諸島(なんせいしょとう)でみつかります。

かたちの

とくちょう

  • 黒い色のものが多いのですが、上の写真のようにちゃいろっぽいのもいます。
  • 触角(しょっかく)の第1節は、つぎの2節の和より長い。
  • 半翅鞘(はんししょう)の前方端室(ぜんぽうたんしつ)と後方端室(こうほうたんしつ)は根本の方でくっついている。
  • 長翅型では、翅の端は、腹の端までとどいているが、短翅型では、4番目〜6番目の腹背板(ふくはいばん)に届く程度である。
さんこうに

した本

原色昆虫大図鑑III  北隆館

小学館の図鑑NEO昆虫 小学館